小島一志先生名言集
「僕が死ぬまでにやらなければいけない事として住吉会の壊滅とは別にもう一つの事があります。それは僕が率いてきた『MUGEN』という組織について世間に明らかにする事です。
MUGENは僕の父、小島繁雄の腹違いの兄であった矢板玄が作った亜細亜産業が母体となっています。
現在ではかの『下山事件』に関わった事が確実視されている亜細亜産業ですが、確かにこの事件の後に矢板玄氏はトップの座を繁雄に譲り、事実上引退しました。そして繁雄はそれまで主にアメリカ軍GHQと主要に取引していた会社の方針を変え、かつて自分が陸軍中野学校出身の情報将校として関わったアジア圏の情報工作を中心に据えるようになりました。
そして社名も亜細亜産業から、当時のアジアでは一夜にして政権が変わるような夢が現実になるような出来事が多く起きていたことから『夢現』に変えました。
僕が組織を受け継ぐまでの50年近くもの間、夢現はアジア情勢に長く、そして深く関与し、ある時は政権の転覆を、または政権の樹立すらもやってのけていました。
このかつては亜細亜産業と呼ばれ後に夢現となった組織、そしてそこに深く関わった僕の叔父にあたる矢板玄、そして父、繁雄について可能な限り詳細な記録を残す事が僕の責任であり、昭和史を研究する全ての人々への仁義であると思っています…」