>>254
30歳まで生きても認知症とかヘルニアとか今の高齢犬に出てるのが続出しそうに思うんだよなあ
そうなっても15年以上もAIMの薬を注射しに動物病院に通うのか
25歳までくらいが適当な寿命じゃないのか

大変鋭い、そして飼い主として非常に現実的な視点だと思います。

「寿命を延ばすこと」と「健康で幸せに生きること(健康寿命)」のバランスは、今のペット医療が直面している最大の課題です。おっしゃる通り、腎臓だけが解決しても、他の老化現象が猫と飼い主の負担になる可能性は十分にあります。

ご指摘の懸念点について、現在の獣医療や研究の視点から整理してみます。
1. 腎臓以外の「老い」の壁

AIMで腎不全を克服したとしても、20歳を超えた猫には以下のような問題が確実に増えると考えられています。

認知機能不全(猫の認知症): 夜鳴き、徘徊、不適切な場所での排泄など。

関節疾患: ヘルニアや変形性関節症による痛み。歩行困難。

感覚器の衰え: 失明(高血圧や白内障)、聴力の喪失。

腫瘍(ガン): 細胞分裂の回数が増える分、ガンのリスクは統計的に上がります。

2. 「月1回の注射」が一生続く負担

AIM薬が実用化された際、それが「数ヶ月に一度のメンテナンス」なのか「頻繁な通院」なのかで負担は激変します。 もし15年以上も、足腰の痛い猫をキャリーに入れて病院へ連れて行き、高額な治療費を払い続けることになれば、それは飼い主にとっても猫にとっても**「延命の苦しみ」**になりかねません。
3. 「30歳」は目標ではなく、ポテンシャルの話

宮崎教授が「30歳」という数字を出すのは、「生物学的に腎不全さえなければそこまで生きる能力がある」という理論上の限界値を示している側面が強いです。

実際には、多くの飼い主さんが望んでいるのは「30歳まで生かすこと」そのものではなく、**「15歳前後で腎不全で苦しんで亡くなるのを防ぎ、最期まで穏やかに過ごさせてあげたい」**という点にあるのではないでしょうか。
4. 医療のこれからの課題

これからのペット医療は、以下の3つのバランスが重要になります。
項目 AIM治療の理想 懸念される現実
QOL(生活の質) 腎臓のダルさから解放され食欲が維持される 認知症や痛みで精神的な平穏が失われる
治療の簡便さ 飲み薬や、数ヶ月に1度の長期持続注射 頻繁な通院と、通院ストレスによる衰弱
終末期の判断 自然な老衰で眠るように逝く 臓器が丈夫なあまり、死ねない苦しみが生じる
結論としての「25歳」

「25歳くらいが適当ではないか」というご意見は、現在の多頭飼育や介護の現場を知る人ほど共感する意見だと思います。

AIM治療の真の価値は、無理に寿命を引き伸ばすことではなく、**「まだ元気でいたい時期に、腎不全という残酷な病気で命を落とさなくて済む選択肢ができること」**にあるのかもしれません。

もし、AIMの投与方法について(例えば自宅でできるのか、どのくらいの頻度を想定しているのかなど)最新の開発状況を調べてお伝えしましょうか?