Dockerを仮想マシンの一種として考えてしまうとインフラよりの発想となってしまう。
これではDockerがもてはやされている理由を理解できない。
Dockerはアプリ開発者の立場で考えるとわかる。

まず(ホスト)OSのアップデートで勝手にライブラリのバージョンが
変わってしまうと困る。例えばRubyのライブラリを勝手に
アップデートされたらアプリが動かなくなる可能性がある。

また、逆にディストリが提供しているパッケージよりも新しいバージョンの
ライブラリを使いたいこともある。1つのホストに複数のアプリを実行する時
アプリごとに使うバージョンを変えたいこともある。
だからアプリ開発者はディストリのパッケージでインストールするライブラリは使わない。
rbenvなどを使ってアプリの一部としてアプリごとにインストールする。
(注 Dockerを使えばrbenvを使う必要はない)

これはRubyライブラリだけの話に限らない。ネイティブライブラリやCLIコマンドなど
アプリから使用するあらゆるものはアプリ独自に入れたい。

アプリはアプリだけで動くのではない。動的リンクライブラリやCLIコマンドまで含めて
1つの動作するアプリとして完全体となる。つまりアプリとアプリを正しく動かすのに
必要なものを含めた完全体がコンテナ。コンテナさえあればアプリは完全に動くので、
ホストOSはDockerさえ動けば良くなる。

これがDockerを使う目的なのだから、その目的を達成できない方法はそもそも代替案にはならない。
ホストOSのリソースの効率化とかそういう話じゃないんだよ。