90年代初頭にパソコン持ってなかった奴はビル・ゲイツの天才ぶりを知らないはず。
そして、当時のアップルは日本では嫌われていた。
これは、昭和の日本の国民性による。

メモリなどの資源を馬鹿食いするアップルは、ただオシャレに見せかけた高いだけの三流品扱いだった。
極限までプログラムを小さく書き、とてつもなく小さいメモリ空間上でビジネスソフトを動かすマイクロソフト陣営のプログラムは、まさに数学を駆使した芸術品だった。

車のネジ一本にまでこだわって2度のオイルショックを乗り切り、「省エネ」が流行語になった記憶がまだ鮮明だった当時の日本人たちには、マイクロソフト側のケチ臭い数学の大勝利に共感する人の方が圧倒的に多かった。

だが、マイクロソフトはこの分野で大勝利し過ぎた。
メモリ価格がどんどん下がってくると、メモリをケチ臭く使う仕組みは逆にメモリの性能の足を引っ張った。
特に動画などのグラフィックが重要視されてくると、ビル・ゲイツは馬鹿だったと言う思想を持つ、メモリが貴重だった時代の歴史を知らない新参が、勝手な歴史を書き始めた。