Raspberry Piの5ドルコンピュータ、命を救う。人工呼吸器で使われるべく増産中
https://www.gizmodo.jp/2020/04/raspberry-pis-cheapest-computer.html
新型コロナウイルスの影響で人工呼吸器不足が叫ばれる中、自動車メーカーやダイソンなど
さまざまな企業が対応に名乗りをあげています。そんな中、人工呼吸器の内部で使われる
コンピュータへの需要も高まっていて、なかでも5ドル(約540円、日本価格660円)と
超低価格なRaspberry PiのPi Zeroに注目が集まっています。Raspberry Pi財団は
Raspberry Pi Zeroの既存在庫を人工呼吸器用に確保しつつ、増産体制を整えています。

需要の高まりから増産へ
通常、電気機器を制御するコントロールボードはいろいろな部品を組み合わて作るので、
生産を急に増やすのは難しい場合も多いです。部品をすぐ調達できるとは限らず、受注から
納品までには何週間、何カ月もかかることもあります。でもRaspberry Pi財団のイーベン・
アプトン氏がTom's Hardwareに対し語ったところによると、彼らは受注に応じて生産して
いるのではなく、需要が急増しても応えられるように前もって作ってあるので、製品は
つねに手元にあるか、流通上のどこかにある状態だそうです。

とはいえそんなRaspberry Piでも在庫不足が起こらないわけじゃなく、実際今は医療関係
でもそれ以外でも引く手あまたで品薄気味です。ロックダウンで家にこもる時間を利用して
何かしら自作しようとか、プログラミングの勉強しようとかいう人からの需要もあるよう
です。そこでアプトン氏は、今年1〜3月の生産台数が19万2000台だったのに対し、今後は
25万台に増やしたいと語っています。

人工呼吸器にはこのスペックで十分な模様
またアプトン氏は、Raspberry Pi Zeroが人工呼吸器で使われるのは、その価格とシンプルな
スペックが理由だと考えているようで「(Raspberry Pi)Zeroがウケているのは、人工呼吸器
でのやや控えめな要件には十分な計算能力があるからだと思います」と語っています。