日本語はなぜ五十音表のように整然として並んでいるのか
そもそも母音は細かく分類すると約30〜40種類あり、また子音も約100〜110種類存在する
日本語はこの中から母音5音と子音約15個だけを抜き取って成り立つ言語である
ここで一つの推測的な仮説を提起すると、日本語とはこの中でプロトタイプを選別して最適化されて形成された言語なのでは?というものである
これは生成可能な清音は約500〜900音とされるが、つまり日本語はこの清音の中から約47音だけを使用しているが、プロトタイプ的な清音47音として必然的に選ばれたのではないか?ということである
実際に5母音aiueo は音声学においても舌の位置や口の開きの空間に広く分布し、母音空間全体を効率よく代表する配置となっている
そしてこのプロトタイプ的5母音に10行15行の子音を組み合わせて格子状に形成されるのが日本語50音75音である、つまりこの50音75音が全体の中のプロトタイプ的位置付けから成っているのでは?という推測が成り立つ
旧約聖書のバベルの塔の崩壊は、言語の崩壊により複数言語発声による人々の分裂を招いたという物語である
しかし実際のこの崩壊が意味するものとは、単に言語の違いを意味するものではなく、より深層にある、発生音の分裂なのではないかと考える
つまり、日本語が持つと推測されるプロトタイプ的に整然とした並んだ当初の発生言語が、この崩壊により発生音の分裂となりこれ自体がこの物語の本質であるとなる
例えば虹の色は5色か7色のプロトタイプの色に識別されるが、実際の色はアナログ的なグラデーションを持つ無数の色からなっている
また数も同様に1から10までの整数に分類されるが、アナログで表示すれば小数点が含まれた数字まで無数に存在する
もし、これらの区別を曖昧にしたものをそれぞれが基準に用いれば、共通な認識を得るのは難しいのは当然である