第02話   パーティー

モデル仲間とパーティ会場へと向かった
煌びやかなアクセサリーと最新のファッションに身を包み
ビッと決めたメイクで気合いを入れた
「行くよ!皆ァ!」
「おぉ!」
細身で長身のモデルが群れを成して会場に乗り込んだ
長い手足に小さな顔、世の女どもが憧れて止まないスタイルだ
場が一気に華やぐ
男たちが表情を緩めながらあこ達に近づいてくる
「君達、モデルでしょ?何処の事務所なの?」
「俺らと飲まない?」
高そうなスーツに高そうな時計に高そうな靴
いかにもな感じの男どもにウンザリしながら周囲を見回す
見知った顔の男が壁沿いに立っていた
「よぉ、あこ」
男は超人気ロックバンド・ウーパールーパーのボーカル・TAKU8だった
「一人なん?」
いつも沢山の人に囲まれているTAKU8が1人なのが珍しく、尋ねた
「あ、いや、ちょっと・・・ね」
明らかに普段と違い歯切れが悪い、言いたいことをズバッというのがあんたでしょ
「何なの?」
「いや、要人のね、ボディーガードっつーか」
TAKU8はバツが悪そうに頭を掻く
「は?ボディーガードが必要なのはあんたじゃないの?」
「そうだけどさ、今日はちょっと特別なんだよ」
奥の通路のVIPルームにチラっと目線を送りあこの方を見た
「入る?」
あこは突然のことに少し戸惑ったが好奇心を抑えきれずVIPルームの扉を開けた