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〘リレー小説〙銀河鉄道スネ夫ナイン
- 1 名前:創る名無しに見る名無し 2025/03/16(日) 10:52:50.37 ID:oH1ULfwh
- スネ夫「メーテルまた一つ星が消えるよ」
メーテル「そんなことより野球しようぜ」
- 6 名前:創る名無しに見る名無し 2025/04/07(月) 17:22:50.17 ID:UGinB5Ci
- 西の大地、スモーモ高原。
風が唸り、草は枯れ、戦いの匂いが土に染みついていた。
そこに現れた影――
「どっこいしょでゴワス……風が相撲を欲しておるでゴワスな……」
巨大な影は、まわしを締めた鬼の如き獣人。
その名は――
ハッケヨイ・ザ・ボストロール
元は相撲界の大関。だが、ある日、禁断の技「百烈突っ張り」を放った罪により、神々の怒りに触れ、
トロールと融合させられる呪いを受けたのだった!
「勝負を忘れた世界など、塩も撒けんでゴワショ……」
しかし、今、再び彼の前に現れる――
ボッシュート騎士団の一行!
先頭を歩くのは、我らが主人公・ヘッポコ勇者。
「でっけぇ……ハッケヨイじゃねぇか!?まさか、進化したってのかよ!」
だがハッケヨイはすでに己の理性を捨て、咆哮を上げる!
「ノコッタァァァ!!」
――ぶっ飛ぶ草原、割れる大地!
立ち向かうは、勇者と仲間たち!
・ヘッポコ勇者(相変わらず装備は鍋蓋)
・ロリメイジ・パピル(魔法は可愛いけど威力は火山級)
・筋肉スナイパー・サスケェ(謎の覆面、命中率100%)
・そして、謎のツンデレ姫・ニョローナ姫(なぜか同行)
戦いの幕は、今、上がる!
- 7 名前:創る名無しに見る名無し 2025/04/07(月) 17:27:38.86 ID:UGinB5Ci
- 「行くぞ、ハッケヨイ!こっちは四人だ、勝てるはずが――」
ドガァァァァアアアン!!
言い終わるより先に、天地がひっくり返った。
巨大な足が、落雷のように地を踏みしめ――
その衝撃だけで、四人の身体が空を舞う。
「ぴぃやあああああッッッ!!」
「せっ、戦略的撤退よパピルたちはッ!」
「ウホッ、これは無理ッスわ!」
「……(無言で顔から地面に着地)」
ドシャアアアン!!
ゴシャアアア!!
ボッシャーーーーン!!(サスケェが池に叩き込まれた音)
「これが…“進化”ってやつかよ……!?」
全員、一撃で粉砕。
草原に四つの人型クレーターが残された。
ハッケヨイは言う。
「まだまだァァァァア!!土俵入りは終わっちゃおらんでゴワスよォ!!」
ボッシュート・クラッシュ――それは力任せの四股踏み。
大地ごとボッシュートされる禁断の奥義だった。
その瞬間、空が割れた。
「……異界の門が、開いた……?」
割れた空の裂け目から、何かがのぞく。
それは、古代ボッシュート神・イヨル=ボッシャーンの眼だった。
- 8 名前:創る名無しに見る名無し 2025/04/07(月) 17:30:13.51 ID:qvEU6zcR
- マイ・ニョローナ
- 9 名前:創る名無しに見る名無し 2025/04/07(月) 18:54:20.09 ID:AhlaZxcr
- 銀河の果てへ向かう蒸気機関車。煙と星屑を巻き上げて、銀河鉄道999は音もなく宇宙を滑っていた。
ヘッポコは重い瞼を持ち上げ、窓の外に広がる星の海を見つめていた。
その隣では、黒い帽子を深くかぶったメーテルが静かに佇んでいる。
「本当に……機械の身体を手に入れたいのね?」
メーテルの声は、どこか哀しみに濡れていた。
「……ああ。強くなりたいんだ。もう、誰も……ボッシュートされたくないからな」
ヘッポコは拳を握る。彼の瞳には、失った者たちの面影が揺れていた。
「でも、ヘッポコ……機械の身体は、すべてを与えてくれるわけじゃないわ」
「構わねえさ。俺の肉体がボロボロでも、心さえ残ってりゃ……」
次の瞬間、車窓を横切る巨大な機械惑星が視界を覆った。
第七停車駅――惑星マシンヘル。
メーテルが立ち上がる。「この星では、“試練”があなたを待っているわ。覚悟はいい?」
ヘッポコは立ち上がり、ボロボロのマントを翻す。「行くぜ。俺のボッシュートが、銀河に響くまでな……!」
- 10 名前:創る名無しに見る名無し 2025/04/07(月) 18:55:15.58 ID:AhlaZxcr
- 金属と硝煙の匂いが立ちこめる、無機質な大地。
降り立ったヘッポコとメーテルの足元に、無数の機械兵たちの残骸が転がっていた。
「ここが……機械の身体を手に入れるための試練の地……?」
ヘッポコが呟くと、足元の鉄くずがひとりでに動き出す。
「感情。欲望。命。それらを捨て去る覚悟はあるか?」
虚空から響く声。現れたのは、全身銀色の機械騎士。
その名は――ゼクス・ギア。かつて魂を捨てて、完全なる機械となった存在。
「お前は、“心”を持ったままでは機械の身体など手に入らん。試されるぞ、人間よ」
そう言うとゼクス・ギアは、手のひらから灼熱のビーム刃を生み出した。
「上等だ……かかってこい、ゼクス野郎!」
ヘッポコは腰のボッシュートソードを抜くと、真っ向から斬りかかった。
斬撃が交錯し、火花が舞う。
メーテルは黙って見つめていた。
心の奥底に、彼女だけが知る“約束”と“哀しみ”を秘めながら。
「心を捨てれば強くなれるかもしれない。でもな、俺は――」
ヘッポコはビーム刃を防ぎ、ゼクス・ギアの胸に一閃を放つ!
「“心”で仲間を想い、“心”で前に進む。ボッシュートだって、“心”で叫ぶんだよッ!」
ゼクス・ギアは驚愕の表情を浮かべ、爆発四散した。
戦いの終わり、メーテルがそっと呟く。
「あなたは……やっぱり、“人間”なのね」
だが、その言葉にヘッポコは笑って言い返す。
「だったら、機械の身体でも“人間らしさ”を残してやるさ。俺流に、な」
- 11 名前:創る名無しに見る名無し 2025/04/07(月) 18:56:16.27 ID:AhlaZxcr
- 暗く深い地底にうねるように広がる、巨大な施設。
壁も床も脈打つように動き、生きているかのようだった。
金属と肉が交わり、管を伝って流れるものは、血かオイルか。
「ここが……融合工場……」
ヘッポコは無意識に、背中に寒気を感じていた。
「この場所では、“本当の覚悟”が試されるわ」
メーテルが静かに言う。彼女の顔には、言い知れぬ哀しみが浮かんでいる。
「お前に“機械の身体”を与える代償として、魂の純度が測られるの。もし、不純な心があれば……その魂は溶かされて、機械に組み込まれてしまう」
「魂が……溶ける?」
「ええ。まるで……誰かさんの“ちーんぽこ”が、熱湯に入れられたみたいに、ね」
「……ふざけんなよ、メーテル。こっちは真剣なんだぞ」
「ごめんなさい、でも……少しでも気を抜けば、“自分”を失う場所なの。笑ってないと、飲み込まれるわ」
そのとき、施設の中央部に巨大な球体が現れた。
“融合炉”――それが、魂と肉体を溶かし合わせる機関だった。
「ヘッポコ、進むなら今よ。後戻りはできないわ」
「……行くさ。覚悟はとうに決めてる。俺は、誰かの“ちーんぽこ”なんかじゃねぇ……“勇者”だ」
――ズズン……
融合炉の蓋が開き、ヘッポコの身体が光に包まれた。
彼の記憶、痛み、怒り、涙――すべてが剥がされ、核(コア)だけが露わになる。
(俺は……何のために戦ってきた? 何を、守りたい?)
声が聞こえた。
「お前は“心”を捨てる覚悟があるか?」
それは、かつて自分自身だった“ヘッポコ”の声。
「いや、捨てねえ。俺は心があるから、前に進める。涙も、怒りも、全部背負ってやるさ」
融合炉が鳴動し、爆発的な光が吹き出した。
――そして、静寂。
煙の中から歩み出たヘッポコの姿は、どこか異様だった。
右腕が金属の義手になり、左目には青く輝く人工眼。
けれどその表情は、いつものように真っ直ぐで――人間だった。
「……やったわね」
メーテルが微笑む。「あなたは、“人間のまま”機械の身体を得た、唯一の存在かもしれない」
「ふん……俺にできねえことなんてねえさ。ボッシュート以外はな」
- 12 名前:創る名無しに見る名無し 2025/04/07(月) 19:00:50.32 ID:AhlaZxcr
- (中略)
ボッシュートソードが変形し、“最終形態”――ボッシュート・カタストロフへ。
振り抜けば、時空の狭間すら吸い込む絶対断裂の一撃!
「これが……俺の! ボッシュートォォオオオオ!!」
炸裂する一閃が、ギルバスの胸を貫く。
機械神が断末魔の中で叫ぶ。
「なぜ……貴様は“進化”を拒む……なぜ、“不完全”であろうとする……」
「不完全だから、助け合える。
不完全だから、泣ける。
不完全だから――愛せるんだよ!」
ギルバスの巨体が崩れ、銀河を照らす光となって散る。
その光は、過去にボッシュートされたすべての者たちを――彼らの魂を――解放していった。
999の終点に、静寂が戻る。
メーテルが、涙をこぼしながら微笑む。
「あなたは……やっぱり“人間”だったわね」
「そっちこそ、人間以上に“あったけえ”よ、メーテル」
ヘッポコがそう言って手を差し出す。
二人は999に戻り、ゆっくりと走り出す銀河鉄道に身を預けた。
列車はもう、終点ではなかった。
それは――新たな出発点だった。
⸻
銀河鉄道999 -完-
- 13 名前:創る名無しに見る名無し 2025/04/07(月) 19:37:47.16 ID:E8U2/Usl
- ふみえスレに粘着している
♭音符休符採り
ことメイルダ・マチさんステキ💓
「私、♭音符休符採り のハンドルネームを使ってTikTokでカバー演奏と自作曲(一部)の演奏載せています。聴きに来ていただけたらと思います♪」
http://egg.5ch.io/test/read.cgi/owarai/1736091661/155
- 14 名前:創る名無しに見る名無し 2025/04/09(水) 01:31:33.01 ID:tV0iSH20
- 第一章:魔王の宴と最強の勇者
時は魔暦XXXX年――。
魔界と人間界の均衡は、ひとりの少年によって大きく揺らごうとしていた。
ロトの勇者・ヘッポコ。
彼は生まれつき「異能遺伝子」を持ち、敵の攻撃を本能的に回避し、致命傷を負わぬ奇跡の肉体を持っていた。そして、彼の最大の武器は、あらゆるものを飲み込む重力魔法――
『ボッシュート』
ヘッポコは、数々の魔族や強敵をボッシュートしながら、世界を駆け巡っていた。そんな彼の元に、ある日一通の招待状が届いた。
――《魔王主催・勇者歓迎パーティー》――
ヘッポコ「へぇ〜、魔王がパーティー開くんだってさ。」
ケン・リュックマン「ヘッポコ、どうせ罠だぜ? 魔王が歓迎するわけないだろ?」
ヌルスケ「いや、意外とガチのパーティーかもよ? 小さなメダル交換会だったりして。」
スラウィム「でも……魔王の城って怖くない?」
そう。魔王――ゼウスや冥王ハデスとも渡り合う三大勢力のひとつ、魔界の支配者が、自ら勇者を宴に招くなど普通はありえない。
しかし、ヘッポコは行くことにした。
なぜなら……
「タダ飯と酒があるなら行くしかねぇ!」
- 15 名前:創る名無しに見る名無し 2026/06/29(月) 21:13:45.00 ID:XwE6Q8+X
- 「正気かよ!」
ケンの絶叫が響く。だが、ヘッポコの足は止まらない。
引き止める仲間の手をすり抜け、少年は魔王城へと突き進んだ。
数日後、一行が辿り着いたのは、紫煙の立ち込める「断頭魔城」である。
不気味な静寂を予想していたケンたちの目を疑わせたのは、門前に敷かれた鮮血のようなレッドカーペットと、金ピカの看板だった。
『祝・勇者御一行様 大歓迎晩餐会』
「罠だ。見え透いた罠すぎるぜ……」
ケンが顎の汗を拭う。
しかし、ヘッポコはすでに重い鉄扉を蹴り開けていた。
大広間に足を踏み入れると、そこは眩いシャンデリアに照らされた狂乱の宴場だ。
長いテーブルには、脂の滴る巨獣のロースト、怪しく発光する果実、血のように赤いワインが並ぶ。給仕をするのは、衣服を整えた骸骨兵(スケルトン)たちだ。
「美味そうじゃねえか!」
ヘッポコは一瞬で席に飛びつき、巨大な肉塊を素手で掴んだ。
「待て、ヘッポコ! 毒が入ってるに決まってるだろ!」
ケンの制止を無視し、ヘッポコは肉に歯を立てる。強靭な顎が骨ごと肉を噛み砕き、濃密な肉汁が喉を鳴らして流れ込む。
「んぐ……美味い! 毒? 出てくりゃ俺の細胞が勝手に弾き出すさ!」
ヘッポコの「異能遺伝子」は、体内の有害物質を細胞レベルで回避する。毒素は胃壁に触れる前に、汗とともに皮膚から蒸発していった。
「免疫まで回避してんじゃねえよ!」
ケンのツッコミを余所に、ヌルスケは高級ボトルを勝手に開けて喉を潤し、スラウィムは「ぼく、ゼリーにされない?」と怯えてケンの背中に隠れる。
その時、大広間の空気が物理的に重くなった。
肌を刺すような冷気が走り、骸骨兵たちの動きがピタリと止まる。
会場の最奥、一段高い玉座から、巨大な影が立ち上がった。
頭部からねじ切れたように生える二本の角。闇の奥で凝固した血のように赤く光る眼球。彼こそが魔界の絶対的支配者――魔王だ。
魔王が動くたび、周囲の空間が歪む。ケンは圧倒的なプレッシャーに息が詰まり、剣の柄を握る指に力を込めた。
魔王はゆっくりと階段を降り、ヘッポコの目の前で足を止めた。
「よくぞ来た、ロトの勇者よ」
地響きのような低音が、大広間の床を震わせる。
魔王はヘッポコの前の空いた皿を見下ろし、不敵に口元を歪めた。
「警戒は不要だ。我が軍勢を次々と消し去った『英雄』を、ただもてなしたくてな」
「消し去ったって……ボッシュートのこと?」
口の周りを油まみれにしたヘッポコが、骨を咥えたまま首を傾げる。
「そうだ。あれは素晴らしい。死体すら残さず、空間ごと奈落へ引きずり込む重力魔法。あれほどの力を、人間の小倅に眠らせておくのは惜しい」
魔王は長い指をヘッポコに向けた。
「どうだ、ヘッポコ。我が魔王軍の『最高顧問』になれ。毎日このレベルの肉を保証しよう。お前が望むなら、人間界への侵攻を数年遅らせてやってもいい。悪い話ではなかろう?」
直球の引き抜きに、ケンの喉が鳴る。暗殺の罠よりも性質が悪い。
ヘッポコはゴクリと肉を飲み込んだ。張り詰めた静寂の中、少年はニヤリと笑う。
「いい提案だけどさ……」
ヘッポコの手の平に、光さえ吸い込む漆黒の斥力が渦巻いた。
「俺、食べ放題の店で『次からは別料金』って言われるのが一番嫌いなんだわ」
魔王の眼孔が微かに開く。
ヘッポコが吼えた。
「くらえ! 『ボッシュート』!!」
魔王の足元の空間が突如として底なしの闇へ反転し、猛烈な引力がその巨体を呑み込もうとする。だが、魔王は微動だにせず、ただ愉悦に満ちた笑みを浮かべていた。
(続く)
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